検索

太陽光チャンネル

検索

太陽光発電の蓄電池とは?価格・寿命・メリットなどをくわしく解説

2019.4.28

「太陽光発電では、蓄電池もいっしょに導入するのがおすすめ」と聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、蓄電池があれば、電気の売電や自家消費に大きく役立ちます。

そこでこの記事では、太陽光発電の蓄電池について、具体的なメリットや寿命などの情報について、わかりやすく解説します。
蓄電池の導入についてお悩みの方は、ぜひお役立てください。

そもそも太陽光発電で使う蓄電池とは?

まずは、蓄電池とは何かについて紹介します。
蓄電池とは、充電(電気エネルギーをためること)と放電(ためた電気を使うこと)を繰り返すことによって、何度も使える電池のことです。二次電池とも呼ばれます。
身近なところでは、携帯電話やスマートフォン、デジタルカメラなどもバッテリーも、広義の蓄電池に含まれます。

太陽光発電では、モジュール(ソーラーパネル)に電気をためられると思っている方もいらっしゃいます。しかし実際は、蓄電池がないと蓄電はできません。
もし蓄電池がない場合は、太陽光から発電した電気をそのまま自家消費し、残りを自動的に売電することになります。

つまり、もし「電気をためて後から使いたい」「消費電力を抑えて節約したい」とお考えの場合、蓄電池も同時に設置する必要があります。
近年は、家庭用の太陽光発電設備と蓄電池システムがセットになっている商品も増えているため、選びやすくなっているといえるでしょう。

太陽光発電で蓄電池を使うメリット・デメリット

では、家庭の太陽光発電において蓄電池を使う場合、どのようなメリットやデメリットがあるのかをご紹介します。

太陽光発電で蓄電池を使うメリットは?

太陽光発電で蓄電池を使う大きなメリットは、次の3点です。

  • より電気代を節約できる
  • より効率的に売電できる
  • 災害時や停電時などに非常用電源として使える

それぞれについて、くわしく見ていきましょう。

より電気代を節約できる

太陽光発電では、もともと家庭で自家発電した電気を使えるため、電気代がお得になりやすいです。蓄電池と組み合わせることで、さらに節約可能です。これは、蓄電池を設置する大きなメリットといえるでしょう。

具体的には、昼間に太陽光で発電した電気を蓄電池にためておき、太陽光発電を行えない夜に、その電気を利用できます。

太陽光発電を行う方の中には、固定価格買取制度の期間が満了し、売電価格の保証期間が終わった後はどうなるのかという不安を持つ方も多いです。
しかし、自家消費という観点では、蓄電池があれば電気を効率的に使用できるため、家計や企業の出費削減につながるでしょう。

より効率的に売電できる

蓄電池を導入することにより、売電の効率もアップします。
例えば、留守にしている日中に太陽光で発電した余剰分や供給過多で売電できない分を蓄電池にためておき、後で売電に回すといった方法が考えられます。

蓄電システムがない太陽光発電では電気をためられないため、これは蓄電池があるからこその活用方法といえます。

災害時や停電時などに非常用電源として使える

蓄電池は、地震や水害などで電力供給が止まってしまった場合でも、非常用電源として活用できます。
容量の多いものなら半日分の電気がためておけるものもあり、災害の多い日本では大きなリスクヘッジになることが期待できます。

太陽光発電で蓄電池を使うデメリットとは?

蓄電池の利用には、メリットだけでなくデメリットもあります。考えられる大きなデメリットは、次の3点です。

  • 蓄電池を買う費用がかかる
  • 劣化に伴う交換が必要
  • 場所を取る

それぞれについて、さらにくわしく解説します。

蓄電池を買う費用がかかる

当然ですが、蓄電池を買うためには費用がかかります。容量が大きければ、それだけ価格も高くなります。
太陽光パネルのメーカーによっては、最初から蓄電池がセットに含まれているサービスもありますが、途中から後付けしたい場合は別途費用が必要です。

なお、自治体によっては補助金が出る場合があります。蓄電池の設置のみでも補助金を出してくれるところがありますので、お住まいの自治体の情報をチェックしてみましょう。

劣化に伴う交換が必要

蓄電池は使用回数に限りがあり、電気の充放電を繰り返すことで劣化していきます。(携帯電話のバッテリーをイメージするとわかりやすいと思います)

多くの製品では、太陽光パネルの寿命が来るよりも早く、蓄電池のほうが劣化してしまうため、途中で蓄電池の交換が必要になってくることを頭に入れておいてください。

場所を取る

太陽光発電に使われる蓄電池のサイズの目安は、およそ「幅100cm・奥行30cm・高さ120cm」です。そのため、蓄電池を設置するためのスペースを確保する必要があります。

また、設置場所については、安全性の確保や劣化を遅くするために「高温や低温になりすぎない」「エアコンの室外機などの熱源から‪離す」といった条件があります。

これらのメリットやデメリットをふまえた上で、太陽光発電設備に蓄電池を取り入れるかどうかの判断をしてみてください。

太陽光発電で使われる蓄電池の価格と寿命

こちらでは、家庭の太陽光発電で使われる蓄電池の価格帯や寿命、容量などについて、くわしくご紹介します。製品を選ぶ参考にしてください。

太陽光発電で使われる蓄電池の価格相場はどれくらい?

家庭用蓄電池の導入で発生する主な費用は、「設備の本体価格」「設置費用」「電気系統の工賃」があります。

価格の相場は、4人家族向けの一般的な製品として導入されることの多い「5.0(kWh)から7.0(kWh)の蓄電容量を持つ家庭用蓄電池」で、約90万円~160万円とされています。

メーカー別の売れ筋製品として、以下のような例があります。(2019年3月時点)

  • パナソニック リチウムイオン蓄電システム スタンドアロンタイプ

 蓄電容量5.0kWhの製品で、価格は約90万円です。一般的なリチウムイオン電池のタイプが採用されています。小型で手頃ですが、売電量は少なくなりがちです。

  • 京セラ EGS-LM72B

蓄電容量7.2kWhの製品で、価格は約140万円です。非常時には、あらかじめ設定された家電に自動的に電力供給できるのがポイントです。太陽光発電と組み合わせることで、蓄電池自体の充電もできます。

  • NEC 小型蓄電システム

蓄電容量7.8kWhの製品で、価格は約160万円です。容量が大きいだけでなく、業界最長の15年保証や見守りサービスがあり、安心感の高い蓄電池です。

  • テスラ パワーウォール

蓄電容量13.5の製品で、価格は約100万円です。大容量を誇りながら、リーズナブルな価格が特徴です。コンパクトなデザインやコントロールのしやすさが評判で、本場アメリカでも人気の製品です。

設置にはまとまったコストがかかりますが、自治体から補助金が出る場合もありますので、うまく活用してみましょう。
また、容量は小さいけれど安価なポータブルタイプや、月々数千円からレンタルできるサービスもあります。

予算や実際の電気使用状況、製品の寿命などを鑑み、自分の家にとってベストな家庭用蓄電池を選んでください。

蓄電池の価格については「家庭用蓄電池の価格相場は?太陽光発電で欠かせない蓄電池を徹底比較!」でくわしく解説していますので、ご確認ください。

太陽光発電で使われる蓄電池の寿命はどれくらい?

家庭用蓄電池の寿命を種類ごとに見ていくと、寿命の目安は以下のとおりです。

  • リチウムイオン電池は約10年
  • 鉛蓄電池は約17年
  • ニッケル水素は約5~7年
  • NAS(ナトリウム・硫黄電池)は約15年

実際の寿命の長さは、メーカーや使用環境によっても左右されますが、おおよそこの程度を目安と考えておくのがおすすめです。

なお、寿命が来たら突然蓄電池が使えなくなる、というわけではありません。充放電する電力の容量が徐々に減っていき、ゆるやかに劣化していきます。

蓄電池の寿命には、次の2種類の表し方があります。

  • サイクル回数
  • 使用期間

サイクル回数とは、「充放電を何回できるか」という回数です。充放電が多いタイプの製品は、こちらで寿命が表示されます。
使用期間はその名のとおり、「どれくらいの期間使用できるか」というもので、頻繁に充放電を繰り返さない蓄電池の寿命は、こちらで表されます。

製品を購入する際は、寿命がどちらの書き方で表示されているのかも合わせてチェックしましょう。


蓄電池は、太陽光発電において、さまざまな面で役立ちます。
紹介したとおり、蓄電池を活用することで、電気の節約量がアップしたり、売電が効率化できたり、非常時に備えられたりなど、多くのメリットがあります。

同時に、設置にあたって考えるべき注意点もありますので、導入の際は、これらをしっかり検討するようにしましょう。

発電所パフォーマンスを無料診断

Oh My Solar!では太陽光発電所のパフォーマンスを無料診断することができます。
発電所の個別評価や収益性レポートも無料で利用することができるので、太陽光発電本来の実力を可視化して発電量の改善を図り収益UPを目指しましょう。

詳細はこちら

この記事をシェアする

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • LINE
  • はてなブックマーク
  • はてなブックマーク

関連記事