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電力量計の仕組みとは?読み方やスマートメーターについても解説

2020.7.22

電力量計の検針をすることで、電力会社は請求する電気料金を決定します。近年は、機械式電力量計の検針の手間を省くために、スマートメーターと呼ばれる通信機能を持った電子式電力量計の普及も進んでおり、Webサイトやアプリで手軽に使用電力量を確認できる場合もあります。

この記事では、電力量計とは何か、電力量計の種類と読み方など、電気メーターについて必要な知識を詳しくまとめます。

電力量計とは何?機能を解説

電力量計とは、取り付けた電路で使用した電力量を計測する機械のことです。主に住宅や施設の外壁に取り付けられ、電力量計で計測した電力量から、それぞれの住宅等が支払う電気料金が決められます。電力量計は「電気メーター」や単に「メーター」とも呼ばれ、いくつかの種類に分類されます。

この記事で紹介するのは、機械式電力量計と電子式電力量計、スマートメーター、子メーター(証明用電気計器)です。

電力量計

電力量計のおもな種類と精度

電力量計にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。

主に、一般の住宅に採用されているのが機械式電力量計と電子式電力量計です。電力会社が家庭用の電力量計をスマートメーターに取り換えているため、日本ではスマートメーターの普及が進んでいます。

子メーター(証明用電気計器)は、マンションやアパート、貸オフィスなどで利用されるもので、それぞれの電力使用量を計測するための電力量計です。

以下ではこれらの電力量計について詳しくまとめます。

機械(アナログ)式電力量計と電子式電力量計、スマートメーター

一般の住宅などに取り付けられているのは、主に機械式電力量計と電子式電力量計です。

機械式電力量計は誘導系電力量計とも呼ばれ、コイルに流れた電流の磁束変化によりアルミ製の円盤を回転させ、その回転により電力量のメモリを制御することで、電力使用量を記録します。電磁誘導を利用した、機械仕掛けの構造になっているため、機械(アナログ)式電力量計や誘導系電力量計と呼ばれます。

一般に、電気料金の支払いごとに、使用電力量のメモリをリセットするような操作は行われません。

ですから、機械式電力量計に表示されている数値は、取り付けた電路における、これまでの使用電力の累積で、例えば今月の電力使用量を直接読み取ることはできません。今月の電気使用量を知るためには、前回の検針時の数値を差し引きする必要があります。

電子式電力量計は、電磁誘導によるアルミ板の回転による計測をする機械式電力量計とは違い、機器に内蔵された電子回路が入力電流・入力電圧を計測して使用電力量を算出して、デジタル表示板に出力します。機械的な機構がないため、長期間の稼働も安定しており、計測の精度が高いことがメリットとして挙げられます。

また、時間帯ごとに使用電力量を記録できるため、夜間の電力使用量が安いプランに使用するなど、時間帯別電灯契約などに有用です。

時計機能やカレンダー機能などを付け加えて多機能化させている機器も多く、全体として小型化できることも利点の一つです。ただし電子式電力量計は、故障した際に数値の読み取りができなくなるというデメリットもあります。

電子式電力量計に通信機能を持たせたものがスマートメーターです。

スマートメーターは電力使用量を30分ごとに計測でき、計測データを遠隔地に送信することができます。

日本の家庭用の電力量計は、電力会社により順次スマートメーターに取り換えられており、スマートフォンアプリなどで詳細な電気使用状況がわかるようなサービスや、引っ越しの際の電気関係の手続きを遠隔で行うなどの用途で使用可能です。

電気使用量

スマートメーターについては「スマートメーターとは?家庭の電力「見える化」に不可解な新システムを解説」に詳しくまとめましたので、併せてご覧ください。

さらにスマートメーターはHEMS機器などと併用して使用でき、より詳しいエネルギーの使用状況を把握できるため、住宅の電力使用を効率化できます。

HEMSとは電力使用量や家電の稼働状況を視覚化・管理するシステムのことです。HEMSについて詳しく知りたい方は「HEMSとは?導入のメリットや注意点、気になる補助金について解説」にまとめましたので、ご覧ください。

賃貸物件などに見られる子メーター(証明用電気計器)

マンションやアパートなどの賃貸物件や、ビル内の貸しオフィスなどでは、それぞれの入居者の電力使用量に応じて電気料金の負担を配分します。その際に使用する電力量計を子メーター(証明用電気計器)といいます。

例えば、ビルの管理者が親メーターの数値をもとに電力会社に全体の電気料金を支払い、それぞれのオフィスに取り付けられた子メーターの電力使用量から、テナントの電気の使用料を請求する、といった用途で用います。

電力量計には計量法に定められた有効期限があり、子メーターも例外ではありません。電力量計に表示されている有効期限に注意し、期限内に検定を受けるようにしましょう。

電力量計の仕組みと数値の読み方は?

機械式電力量計の説明でも述べた通り、電力量計の数値は検針のたびにリセットされず、これまでその電路で使用された電力量の累計が表示されています。

ですから、電力量計に表示されている数値から、先月末の数値を引くことで、今月の現在までに使用した電力量を知ることができます。

電力量計の数値の単位はkWh(キロワットアワー)です。アナログ式(機械式電力量計)では小数点以下は読み取りませんので、無視します。

太陽光発電など、再生可能エネルギーの売電を行っている場合、設置されているのは電子式電力量計です。

売電している場合は、2つの数値が表示されていて片方に矢印が付いているか、表示ディスプレイはひとつですが、交互に違う数値が表示されていることがあります。

電子式電力量計の矢印付きの数値は、売電した電力量を表示するものですから、使用した電力量を知りたい場合は、矢印が付いていない方の数値を読み取ります。

先にも説明したとおり、スマートメーターが設置されている場合は、通信機能がついており電力使用量を電力会社のサーバーに送信していますので、電力会社のWebサイトやスマートフォンのアプリケーションなどで、電力使用量を確認することができます。

アプリ

最後に乗率について説明します。電力量計には乗率が表示されている場合があります。

電力量計を設置する配電線が高電圧、大電流の場合には、直接電力量計を設置することができないため、変成器を使用して変電・変圧してから計器を接続します。その場合、電力量計に表示されている数値と使用した電力量が一致しないため、使用した電力量を求めるために「乗率」と呼ばれる数値を掛け算します。

電力量計の数値を確認する際には、乗率が表示されていないかを一度確認しましょう。


この記事では、機械式、電子式、スマートメーター、子メーターといった電力量計の種類について、さらに電力量計の読み方についてまとめました。従来の機械式電力量計の場合、表示されている数値は累計の電力使用量ですから、先月の数値を引いて、今月の使用量を算出します。

また、電力会社がスマートメーターに付け替えているケースも多く、手元の通信機器で確認できる住宅も増えています。数値を読み取る際には乗率の確認、電子式の場合は矢印のない数値を読み取りましょう。電力量計には有効期限がありますので、忘れずに検定を受けましょう。

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