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地球温暖化とは何かをわかりやすく解説!仕組みや原因、今後の対策も

2021.4.20

地球温暖化により世界全体の平均気温が上昇し、生態系の変化や異常気象、感染症の蔓延、農作物・水産物への打撃など、私たちの生活にも大きく影響を及ぼす危険があります。

この記事では、地球温暖化とは何か、地球温暖化の原因と仕組み、対策などについて詳しくまとめます。

地球温暖化とは?その仕組みや原因をわかりやすく解説!

地球温暖化とは、長期的な視点でみたときに、地球全体の平均気温が上昇する現象です。

現在の短期的な気温上昇だけでなく、将来にわたって地球の表面温度が上昇することが予測される場合も含めて、地球温暖化ということがあります。

地球温暖化による海面の上昇や降水量の変化、異常気象の頻発、砂漠の拡大などが問題視されており、これらの影響と地球温暖化そのものをあわせて、気候変動と呼ぶこともあります。

地球温暖化の主な原因は、二酸化炭素(CO2) やメタン(CH4) といった大気中の温室効果ガスであるといわれています。

地球温暖化を防ぐためにできること

地球温暖化の主な原因

地球温暖化の主な原因について、もう少し詳しくご紹介します。

地球温暖化の主な原因は、人間の産業活動によって排出される温室効果ガスの増加です。地球は常に太陽から放射されるエネルギーを吸収し、また一方で、宇宙にエネルギーを放出していいます。地表から放出されるエネルギーの一部は、大気中の物質に吸収され、大気圏に滞留して気温を上昇させます。

これを温室効果といい、温室効果をもたらす気体を温室効果ガスといいます。温室効果ガスとして代表的な物質は、二酸化炭素(CO2)やメタン( CH4)、フロン、亜酸化窒素(N2O)等です。

温室効果ガスは、地球の気温を温める役割があり、温室効果ガスそのものが有害物質なわけではありません。

しかし、大気中の温室効果ガスの濃度が高くなると、大気圏に留まるエネルギーが多くなるため、長期的に気温を上昇させます。これが地球温暖化の仕組みです。

発電や自動車を動かすために石油・石炭などの化石燃料を燃焼させると、二酸化炭素やメタン、亜酸化窒素などの温室効果ガスが発生します。

さらに近年の森林破壊により、樹木が二酸化炭素を吸収する量が減少していることも、問題視されています。

地球温暖化の現状

地球温暖化についての政府間機構として「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」という研究機関があります。IPCCは世界気象機関の一部であり、数年おきに地球温暖化に関する「評価報告書」を発行しています。

2014年のIPCC第5次評価報告書では、気候に明確な人為的影響がみられ、確実に温暖化が進んでいることが報告されました。報告書によれば、1880年~2012年においては、世界全体の平均気温が0.85℃上昇しています。

さらに、温暖化の影響はかつてない規模で発生しており、現在のペースで温室効果ガスが増加すると、2100年には平均気温が約4.8℃上昇することが予測されています。

産業活動の図

地球温暖化が環境に与える影響とは?

地球温暖化が進むことで、様々な影響が懸念されています。

海面上昇

気温が上昇すると、海水の膨張や寒冷地における氷河の融解により、海面が上昇します。

海面の上昇により、標高の低い沿岸域や島が水没し、国土の消失や高潮の被害に見舞われる危険性があります。

生態系の変化

動植物は、それぞれが生活するに適した地域に生息しています。地球温暖化により気温が上昇すると、より高地へ、あるいはより高緯度へ生息域を移動しなければなりません。

動植物によっては環境に適応できず、絶滅する恐れもあります。先述の沿岸域の水没の影響をうける動植物も多いと考えられます。単に陸地が減少することで、動植物の生息域がなくなる危険もあります。

気候の変化、災害の増加

地球温暖化により乾燥地では干ばつや砂漠化が進むといわれています。このような地域では森林火災が増加し、さらに地球温暖化を加速させることになります。

逆に大気中の水蒸気量が増加することで、世界全体では降水量が増加します。これにより豪雨や洪水の被害が増加することが考えられます。

単に気圧配置などの気象条件が変化することで、これまでと異なる気象現象が発生します。

海面の上昇

農作物や家畜産業への打撃

動植物が生息するに適する地域が変化すれば、農作物や家畜産業にも影響があります。これまで育てられていた地域で農作物が育たなくなり、それぞれの地域で育てるべき農作物が変化します。

また、台風や洪水などの災害が増加することで、農作物を育てにくくなり、食糧不足が深刻になる危険性もあります。

農作物が育たなくなると、それまでその農作物で育てていた家畜は食べるものを失い、別のルートから餌を探さなければならなくなります。生態系の変化で、これまでと違った害虫や害獣の被害がでるかもしれません。

人体への影響

気温が上昇することで、熱中症の被害が増加することが考えられます。

また、これまで低緯度でしか見られなかったマラリアなどの感染症が、より高緯度に拡大する危険性があります。

日本への影響はある?

日本でも様々な影響が懸念されており、実際に観測されている被害もあります。気象庁の「日本沿岸の海面水位の長期変化傾向」によれば、年間3.3mmの上昇率が観測されています。

前述のような動植物への影響や、気温の上昇、降水量の変化も、日本だけ無関係というわけにはいきません。

特に、日本は周りを海に囲まれていますので、海面上昇の影響を受けやすいといえますし、水害の増加も予想されます。

また、日本は食糧の多くを輸入に依存しているため、海外での不作や不漁の影響を受けやすく、食糧不足も危惧されています。

地球温暖化への今後の対策

地球温暖化の防止に向けて、世界中で様々な取り組みが行われています。

1994年には「気候変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC)」が発行されました。地球温暖化防止条約とも呼ばれ、参加国に対して、温室効果ガス削減のための政策実施を進めるよう、義務が課せられています。

気候変動に関する国際的な枠組みとして、京都議定書やパリ協定があります。1997年の京都議定書では、先進国に対して1990年比で期間内の温室効果ガス削減目標値を定めました。

2015年のパリ協定は、産業革命前を基準として、平均気温上昇を「2度未満」に抑え、「1.5℃未満」を目指すために、目標を定めました。

地球温暖化を抑制するための取り組みとして「カーボン・オフセット」や「グリーン電力証書」「J-クレジット」があります。

カーボン・オフセット

カーボン・オフセットとは、「温室効果ガスの削減努力」と「森林保護や植林、それらの事業への投資、排出権の取引等」を組み合わせて、排出した分の温室効果ガスを、直接あるいは間接的に吸収しようとする考え方です。

人的活動で排出された二酸化炭素と、吸収した二酸化炭素が同じ量であることを「カーボンニュートラル」といいます。

2020年の第203回臨時国会所信表明演説において、菅義偉内閣総理大臣は、2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。

これを「2050年カーボンニュートラル」といいます。

カーボン・オフセットについては「カーボン・オフセットとは?必要性や企業の取り組み事例をわかりやすく解説」をあわせてご覧ください。

グリーン電力証書

グリーン電力証書とは、再生可能エネルギーによって得られた電力が持つ「環境付加価値」を証券化し、取引できるようにしたものです。

グリーン電力証書については「グリーン電力証書とは?発行事業者やもらうメリットをわかりやすく解説」により詳しくまとめました。

J-クレジット

J-クレジットとは、二酸化炭素の排出削減に貢献することで、国から「クレジット」を発行してもらえる制度です。

J-クレジットについては「J-クレジットとは?制度の概要や価格の相場をわかりやすく解説」をご覧ください。

家でできる温暖化対策

地球温暖化を防ぐために私たちにできること

全国地球温暖化防止活動推進センターによれば、国内全体の二酸化炭素の排出量に対して、13%が家庭、18%が企業(民政)から排出されています。

温室効果ガスイベントリオフィスの「2017年度家庭からの二酸化炭素排出量(用途別内訳)」によれば、32.7%が照明・家電製品など、23.3%が自動車、15.7%が暖房、15.1%が給湯からとなっていることから以下の内容が家庭でできる温暖化対策として挙げられます。

  • 公共交通機関を利用する
  • エコドライブを心掛ける
  • 照明や家電製品、暖房、給湯などを必要以上につけっぱなしにしない
  • 待機電力の削減のために、節電タップを利用する
  • 家族で出来るだけ間隔を開けずに風呂にはいる

もちろん、企業も同様の取り組みを心掛けることで、温暖化を抑制できます。

また、企業の場合は前述のカーボン・オフセットやグリーン電力証書などに投資するといった活動が可能です。

地球温暖化の対策については「脱炭素社会への取り組みは必要?私たち個人でもできる対策を紹介」も併せてご覧ください。


地球温暖化により地表の平均気温が上昇することで、私たちの生活にも深刻な被害をもたらす危険があります。

温暖化抑制のための有効な対策は、ご家庭や企業の現在の状況や取り組みによって異なりますが、一人ひとりの心がけが大切です。

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