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太陽光発電はやめたほうがいい?その理由と解決策について解説

2020.10.29

太陽光発電は再生可能エネルギーのひとつで、企業の投資対象としても注目されており、太陽光発電の導入事例は毎年増加しています。一方で、太陽光発電はやめたほうがいいという見解もあり、注意が必要な点もあります。

この記事では、太陽光発電をやめたほうがいいと言われる理由や対策について詳しくまとめます。

太陽光発電をやめたほうがいいのは本当?

太陽光発電システムで発電した電力の売電価格低下や、太陽光発電の故障など、システム導入当初の予定通りに費用を回収できず、太陽光発電を導入して失敗したという話を耳にすることがあります。 太陽光発電をやめた方がいいというのは本当なのでしょうか?

実は、太陽光発電システムを導入する人や投資する企業は毎年増えており、再生可能エネルギーの中でも注目されている発電方法のひとつです。

システムを導入してから後悔しないためには、設置前にどのような点で得なのか、どのようなリスクがあるのかなどのメリット・デメリットや、正しい情報を知っておくことが重要です。

以下では、太陽光発電の導入に際する判断材料のうち、不安要素について紹介します。

太陽光発電_デメリット1

太陽光発電はやめたほうがいいと言われている理由とその解決方法

太陽光発電のデメリットとして挙げられるのは、主に以下の5点です。

  • 売電価格の低下による利益減少
  • シミュレーション通りに発電しない
  • 自然災害などによる故障のリスク
  • メンテナンス費用が高い
  • 太陽光発電は環境に悪いと指摘されることがある

これらの意見について、詳しくみていきましょう。

売電価格が下がって利益が出ない

太陽光発電を今から導入する際のデメリットとしてよく指摘されるのが、FIT制度による売電価格が年々低下していることです。

FIT制度(固定価格買取制度)とは、太陽光発電で生み出した電力を、10kW未満(家庭用)で10年間、産業用は20年間の間、一定価格で買い取ってくれる制度です。

売電価格は再生可能エネルギーの導入やエネルギーの供給状況を鑑みて毎年見直されており、FIT制度で電力会社が支払う金額の一部は、電気料金として私たち消費者が負担しています。

FIT制度による固定買取価格は年々減少しているため、売電により得られる利益が減少していると捉えられがちです。

しかし、太陽光発電システムそのものの価格(導入費用)が大幅に下がっており、FIT価格の低下は売電価格が下がっても以前と同様に利益を得られるという判断があるからです。

ですから、売電で得られる金額そのものは減少していますが、総合的な利益という観点で考えると、以前と遜色ないといえます。

太陽光発電の現状と今後については「【2020年版】太陽光発電の今後の動向は?売電の動きや制度の変化を解説」に詳しくまとめましたので、併せてご覧ください。

太陽光発電_自家発電

シミュレーション通りに発電しない

シミュレーションによって太陽光発電の発電量を概ね知ることができます。太陽光発電の発電量は天候に左右されるため、設置前のシミュレーション結果と実際の利益が全く同じになることはありません。

とはいえ、概ねシミュレーション通りに発電している太陽光発電システムと、シミュレーションと全く異なる結果になっているシステムがあるのも事実です。実際に稼働するシステムでは、常に理想値で発電することはなく、様々な理由でロスが発生します。

また、太陽光発電の販売業者が、知識不足で必要なデータをシミュレーターに加えていない、あるいは販売促進のために恣意的なデータを見せてくるケースもあります。ですから、事前に複数のシミュレーションをとっておき、事前に相場を自身で調査しておく必要があります。

シミュレーションを依頼する場合や、自分でシミュレーションする際には、少なくとも以下の点に注意しましょう。

  • パワーコンディショナーなどの機器や配線よる発電ロスを考慮していること
  • 単純な日照時間でなく、地域ごとの日射量を用いて計算していること

太陽光発電のシミュレーションに関する注意点は「太陽光発電のシミュレーションが必要な理由や方法、注意点まで徹底解説!」に詳しくまとめましたので、是非ご覧ください。

OhMySoloar!」を利用すると、ご自身でも発電量のシミュレーションが可能です。

自然災害などでの故障

太陽光パネルは太陽光の当たる屋外に設置しなくてはなりません。そのため常に災害のリスクがあります。

多少の災害では故障しないように設計されていますが、豪雨により土砂崩れが発生し太陽光パネルが破損したケースや、台風などで太陽光パネルが飛ばされたり、飛来物より破損したりする事例もあります。故障するのはパネルだけではなく、パワーコンディショナーは落雷や大雪、雹などで故障することもあります。

このような災害に備えるために、火災保険、動産総合保険などの保険に加入しておくことをおすすめします。

太陽光パネルの寿命やメンテナンスについては「太陽光パネルの寿命は何年?パネルやPCSのメンテナンス方法を解説」をご覧ください。

家庭用の太陽光発電システムでは、太陽光パネルの施工時に屋根に穴をあけて設置することがあります。

このとき、不慣れな施工業者や粗悪な施工業者が作業すると、雨漏りが発生するケースがあります。施工業者についても事前にチェックしておくと安心できます。

メンテナンス費用が高い

太陽光発電は定期的なメンテナンスが必要で、メンテナンス不足のために火災が発生することもあります。また、メンテナンスをしないとFITの適用を受けられなくなる場合もあるので、必ずメンテナンスをしましょう。

メンテナンスを行うことで、発電効率を維持し、パネルの寿命を延ばすことができます。パワコンのメーカー保証も15年程度であることが多く、10年から15年で交換します。

太陽光パネルの設置業者によっては、無償のメンテナンスを実施しているところもありますし、メンテナンス専門の業者に依頼した方がよい場合もあります。

メンテナンスの相場や必要性に応じて業者を選択し、必要な費用は積み立てておくとよいでしょう。

太陽光パネルのメンテナンスと注意点については「太陽光パネルのメンテナンス費用と方法は?義務化されている?」をご覧ください。

太陽光発電_環境に悪い

太陽光発電は環境に悪い

太陽光発電システムを設置することで、自然を破壊しているという指摘もあります。例えば、大規模な太陽光発電を設置するために森林を伐採した結果、豪雨による土砂崩れを誘発するといったケースです。

また、住民とのトラブルになる場合もあるので、メガソーラー設置の際には十分な住民への説明会を実施し、環境負荷の少ない場所を選ぶ必要があります。

一方で、傾斜の激しい土地に無理に設備を置いたことによる、土砂崩れや地滑りも報告されていますが、こちらは施工側の責任であることがほとんどです。

危険度の高い土地は安く手に入れやすいですが、事故のリスクと釣り合いませんので、避ける方が無難でしょう。

メガソーラーに関しては「メガソーラーとは?ビジネスで注目されるメガソーラーのメリットや注意点、導入事例もご紹介」に詳しくまとめましたので、ご覧ください。

ソーラーパネルを製造するときにCO2を排出するため、太陽光発電はCO2削減につながらないという意見もあります。

しかし、ソーラーパネルの寿命が20年から30年であるのに対して、ソーラーパネルの「CO2ペイバックタイム」は1年から3年程度であり、製造時に発生した分のCO2を1年から3年で回収できるといわれていますから、総合的には地球温暖化防止につながります。

太陽光発電はやめるのではなく、売電+自家消費へ

以前は太陽光発電で発電した電力を、FIT制度による価格で全量売電することで、投資に利用するのが人気でしたが、今後は自家消費型のシステムが注目されています。

その理由は、売電価格の低下と近年の電気料金の上昇から、地域によっては売電するよりも自家消費の方が電気代を抑えられ、経済的なメリットが大きい場合があるからです。

また、2020年には太陽光発電の発電区分が変わり、中小規模のシステムには「地域活用要件」が設けられ、これを満たさないシステムは原則FIT価格での売電することができなくなっています。

地域活用要件は「自家消費(30%以上)かつ災害時活用できる」ことが求められていることから、災害時活用のための設備投資にもなり、BCP対策にも同時に行えます。

また、再生可能エネルギー導入支援のために、国や地方自治体から補助金が交付される場合もあります。

太陽光発電システムそのものに対する補助金は終了していますが、蓄電池については現在も続いている補助金があります。

【2020(令和2)年度版】自家消費型太陽光発電&蓄電池の補助金を解説」に補助金についてまとめましたので、是非ご覧ください。

また、「中小企業経営強化税制」や「中小企業投資促進税制」の優遇措置により、設備費の償却に関してや税額控除の措置が受けられ、節税対策にもなります。

さらに、太陽光発電の導入により、環境活動に貢献している企業として、企業のイメージアップにつながる可能性があります。


以上のように、太陽光発電には批判もありますが、それを補う対策やメリットも多くあります。 太陽光発電システムの導入をお考えの方は、どのように運用されるかも併せて検討されてみてはいかがでしょうか。

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