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PPSとは?混同しやすいIPPとは?電力自由化で話題の新電力をわかりやすく解説!

2019.11.15

2016年の電力自由化以降、「新電力」「PPS」「IPP」といったワードが数多くのメディアで取り上げられるようになりました。

この記事では、「PPS」の概要や、混同されがちな「IPP」についてもご紹介します。

新電力PPS(特定規模電気事業者)とは?

「PPS」とは「Power Producer and Supplier」の略であり、「特定規模電気事業者」を意味します。

つまり、それまでの電力供給を担っていた大手電力会社・地域電力会社(北海道電力、東北電力、東京電力、北陸電力、中部電力、 関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力など)以外の、新しく電力供給事業に参加した電力会社のことです。

「PPS」は、2012年3月、経済産業省によって「新電力」という名称へと改称されているため、現在では「新電力」と呼ぶことのほうが一般的かもしれません。

2016年4月に電力の小売が自由化されたことをきっかけに、PPSとして企業が電力供給事業を始める例が目立ってきています。また、この電力自由化によって、一般家庭でもPPSを含む任意の電力会社を選んで契約することが可能になりました。

新電力PPSの電力供給方法は?

PPSの電力供給方法は、事業者によってさまざまです。

PPSの電力供給方法

自社で発電を行っているPPSの発電方法としては、再生可能エネルギーによる発電が一般的です。太陽光発電、風力発電などは、多くのPPSにとって主力の発電システムとなっています。

PPSの中には、発電設備を自社で保有していないものも少なくありません。そのようなPPSの多くは、卸電気事業者や卸電力取引所などから電力を調達しています。

また、通常PPSは家庭に電気を送り届けるための送電設備は保有していません。そのため、大手電力会社が保有している送電線を、送電ネットワークとして有償で利用しています。

多くの事業者が電気事業に参入したことにより、各PPSによる競争が生まれています。この競争により、一般家庭には電力単価の低下という恩恵がもたらされると考えられます。実際に、多くのPPSが大手の一般電気事業者よりも安い単価で電力を供給しています。

新電力PPSはどれくらいあるの?

2016年4月1日の電力小売自由化以降、PPSは新電力として大手電力会社の小売事業部門と同じ立場で電力小売の競争に参加することになりました。

新電力として電力契約事業を開始するためには「小売電気事業者」として登録することが求められます。自由化以前にPPSとして事業を行っていた事業者も、例外なく登録が必要です。

2019年(令和元年)7月1日現在、大手10社を含む593事業者が、小売電気事業者として経済産業省エネルギー庁に登録されています。
この中には、まだ電力供給を開始していない事業者や供給エリアを公表していない事業者もありますが、PPS(新電力)として事業を開始する企業が増えているのは紛れもない事実だといえるでしょう。

PPSと混同されるIPP(独立系発電事業者)とは?

「IPP」とは「Independent Power Producer」の略であり、「独立系発電事業者」を意味します。「卸電力事業者」という名称も一般的です。自社が保有する設備で発電された電力を、大手電力会社やPPS(新電力)に提供する発電事業者が「IPP」と呼ばれます。

1995年の電力事業法改正により、電力会社ではない一般事業者が発電し、その電気を卸すことが許可されました。発電専用の設備を持っている企業以外にも、ガス・鉄鋼・化学などの企業が廃熱を利用して発電し、電気の卸供給を始める例が目立っています。

IPPが増えることにより、今後の余剰電力取引の活発化が期待されています。
卸供給には、10年以上の場合で100kW、5年以上の場合なら10万kWというように、期間と規模の取引要件が定められていますが、電源の種別は問いません。太陽光発電をはじめとした再生可能エネルギーを電源として利用しているIPPも存在します。


PPS(新電力)の登場によって、電力小売事業の競争は激化しています。一方で、再生可能エネルギーのさらなる普及も期待されている状況です。

消費者にとっては、クリーンな電力をこれまで以上に安価で利用できる時代がやってくるかもしれません。今後も、電力供給の構図の変化を見守っていきましょう。

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