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ソーラーパネルとポータブル蓄電池は災害にも役立つ?使える場面とラインナップをご紹介

2021.2.25

近年、災害時の停電対策やアウトドアなど外出時の電源確保の用途で、太陽光を利用した発電システムのソーラーパネルの需要が高まっています。

しかし、ソーラーパネルそのものには蓄電機能はないため、長時間使用する場合や、夜間太陽が出ていない時間帯に電力を使用する際には、発生させた電力を蓄えておく必要があり、そのためには蓄電池が必要です。

蓄電池には、産業用の大規模なものから、持ち運びできるポータブル蓄電池まで、様々な種類があり、用途に応じて購入する蓄電池を選択することが大切です。

この記事では、ソーラーパネルとポータブル蓄電池について、種類や価格などについてまとめます。

ソーラーパネルと蓄電池に持ち運び可能なものがある?

ソーラーパネルとは、太陽光を充てることで発電を行うことのできる装置で、太陽電池モジュール、太陽電池パネルとも呼ばれます。

ソーラーパネルは、シリコンなどを材料にして、光電効果(光起電力効果)を利用することで電力を発生させます。

よく磨いた金属など、物質に光を照射すると、光がもつエネルギーにより物質中の電子が物質の表面から飛び出します。

この現象を光電効果といい、このとき飛び出した電子を光電子といいます。

ソーラーパネルは、より効果的に光電効果を発生させ、発生した光電子を利用できるように電極を設けたものです。

家庭用太陽光発電システムに利用される太陽光パネルは、多くは家屋の屋根に敷き詰めるように設置されますが、キャンプ用などの持ち運びできるタイプのパネルも販売されています。

キャンプ用ポータブル蓄電池

「太陽電池」モジュールという名前ですが、ソーラーパネルそのものに電池としての蓄電機能はありません。

ソーラーパネルで発生させた電力を蓄えておくためには、蓄電池が必要です。

蓄電池については「家庭用蓄電システムを詳しく解説!役割や種類、補助金の情報までご紹介!」を併せてご覧いただければ幸いです。

化学電池は充電機能の有無により、一次電池と二次電池に分類されます。

一次電池は一方方向のみへの化学反応を利用したもので、電池内の物質が化学反応し終えれば使えなくなります。

二次電池は両方向の化学反応により、放電、充電ができるため、繰り返し利用でき、二次電池のことを蓄電池と呼ぶこともあります。

蓄電池の性能指標の一つに、蓄電できる容量があります。

蓄電池は、蓄電容量が大きいほど、蓄電池そのものの大きさも大きくなる傾向があり、大型の据え置き型のものもあれば、持ち運びできるサイズのいわゆるポータブル蓄電池もあります。

ポータブル型の蓄電池は、据え置き型に比べて容量は小さいですが、持ち運びに便利なため、最近はキャンプなどのアウトドアでよく利用されます。

スマートフォンやラジオ、電気ポットに必要な電力程度であれば、十分賄うことができます。

一方、据え置き型の蓄電池は、容量が大きいため、災害時に冷蔵庫や、テレビ、料理に使用する家電製品を稼働させる用途におすすめです。

据え置き型といっても、産業用の大規模な蓄電池もあれば、家庭に設置するものや、ある程度の移動ができる(据え置き型としては)コンパクトなものもあります。

どういった用途での蓄電池利用を考えているのか、また据え置き型なら設置場所の都合も考えて、用途に適したものを選ぶのが大切です。

太陽光発電システムを導入するときには、蓄電池も併せて購入するのが一般的です。

当然、蓄電池購入分の費用が高くなるデメリットはありますが、災害時の備えとしてだけでなく、太陽光発電で発電した電力の自家消費率を高めることができます。

また、電力会社の契約プランには、夜間の電気利用料金が安いものがあり、これを利用することで、電気料金の節約が可能です。

コンパクト蓄電池

太陽光発電と蓄電池についてもっと詳しく知りたい方は「太陽光発電の蓄電池とは?価格・寿命・メリットなどをくわしく解説」を併せてご覧ください。

既に太陽光発電システムを導入されている方で、蓄電池の導入を検討されている場合は「太陽光発電システムに蓄電池を後付けするには?パターン別に解説!」を併せてご覧ください。

ソーラーパネル+ポータブル蓄電池はどんな時に使える?

ソーラーパネル、蓄電池ともに普及が進み、現在では多くの種類のソーラーパネルや蓄電池が販売されるようになっています。

どちらも、持ち運びできるサイズがあれば、据え置きの大型のものまで様々ですが、一般的に大きいサイズの方が重くなり、高額になる傾向があります。

その代わり、サイズが大きいほうが、ソーラーパネルなら発電量が多くなりますし、蓄電池なら蓄電容量が大きくなります。

スマートフォンのモバイルバッテリーに太陽光パネルがついたような、一体型のモデルも販売されており、スマートフォンの非常電源としてならこれでも十分です。

ソーラーパネルの出力の数値を確認して、スマートフォンやタブレットなら15W~20W、ノートPCなら60W程度、大容量ポータブル電源への充電なら100W~150Wあればよいでしょう。

災害用ポータブル充電器セット

山登りなどで利用するなら、モバイルバッテリーサイズか、リュックサックに入る程度のもの、車を使ったアウトドアや車中泊なら、少し大型のものにする、という選択方法もおすすめです。

また、災害時の停電対策として導入を考えているなら、冷蔵庫などの大型家電を稼働させるのに十分な、設置型の蓄電池や太陽光パネルを購入する方が安心でしょう。

太陽光発電の災害時利用については「太陽光発電があれば災害時の停電も安心?自立運転の使い方についても紹介」を併せてご覧ください。

ソーラーパネルとポータブル蓄電池のラインナップを紹介

一言でソーラーパネル、蓄電池といっても、様々な大きさ、容量、種類のものが販売されています。

以下では、ソーラーパネルとポータブル蓄電池のラインナップと価格相場についてまとめます。

ソーラーパネルのラインナップと価格相場

個人で購入するようなソーラーパネルを大雑把に分類すると、据え置き型と、持ち運びできるタイプのものに分けられます。

持ち運びできるタイプのソーラーパネル(ソーラーチャージャー)は、さらに「コンパクトタイプ」と「折りたたみタイプ」があります。

コンパクトタイプは、補助的な機能として太陽光充電ができるようになっており、ちょっとしたアウトドアに適しています。

価格は3千円~1万円程度ですが、3万円程度するものもあります。

折りたたみタイプは、コンパクトタイプに比べて発電能力が高く、A4サイズ程度に折りたたむことができます。

災害時の備えとしてや、数日程度のアウトドアに適していますが、蓄電機能がないものが多いため、直接充電するか、一度蓄電池につないでから電力を利用することになります。

折りたたみタイプの価格は3千円~7万円と、大きさや機能により様々です。

家屋の屋根に設置するような据え置き型は、規模が大きい分、高額になりやすいです。

1kWあたり24万円~35万円程度が相場で、それに加えて設置費や工事費、メンテナンス費用などもかかりますが、規模が大きいため、発電量も大きくなります。

ソーラーパネルの価格相場についてより詳しく知りたい方は「太陽光パネルの価格は?相場はいくら?設置費用も調べました」もご覧ください。

家屋ソーラーパネル

ポータブル蓄電池のラインナップと価格相場

ポータブル蓄電池は蓄電容量が大きくなれば、価格も重量も増します。

災害時などに備えるなら、1000Wh以上の大容量の蓄電池がお勧めです。

2019年の台風15号は千葉県南部に甚大な被害をもたらし、2週間以上の停電が続いた地域もあります。

このサイズの蓄電池は20kg以上するものも多く、頻繁な持ち運びには向かず、価格は20万円以上のものも多くあります。

キャンプや車中泊などで利用するつもりなら、500Wh以上のものがあれば、小型の冷蔵庫や電気毛布を利用するのに十分な電力を得られます。

500Wh~1000Wh程度の蓄電池の価格は10万円台です。

ピクニックや庭先など、短時間の蓄電池利用なら、500Wh以下のものでも、PCの電源用、スマートフォンの充電、調理器具の電力などの用途で利用できます。

このサイズの蓄電池は1万円~6万円程度で購入できます。

なお、機器の周波数(50Hzか60Hz)と定格出力、出力波形にいても、使用する予定の電気製品に適合しているか、確認しておきましょう。

家庭用蓄電池の価格についてより詳しく知りたい方は「家庭用蓄電池の価格は?メリットや補助金、種類ごとの相場をまとめて解説」「家庭用蓄電池の価格相場は?太陽光発電で欠かせない蓄電池を徹底比較!」をご覧ください。


ソーラーパネルとポータブル蓄電池について詳しくまとめました。

大きさ、容量、重量、価格など、状況によってどのような機器を購入するのがよいかは変わってきますので、用途や予算に応じて見合ったものを選びましょう。

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